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手書き製図とCADとの違いとは?それぞれの得意分野

Byadmin

2020年11月9日

パソコンでの製図がCAD

CADは手書き製図をパソコンで行うためのソフトで、製造と設計を行う多くの製造業で使われています。図面の書き方というものはルールで定められていて、その通りに作図しなければなりませんが、手書き製図で基礎を学び、その技術を使ってCADで図面を仕上げる技術者が多いようです。CADの利点はデジタルデータのため、書き直しが簡単な点が挙げられます。また、データを共有するのも非常に簡単で、メールでも送れますしクラウドの共有サービスでも簡単に共有できるのです。これが実際の紙に書かれた手書き製図だった場合、郵送の必要があったりスキャンの必要があったりします。手書きの製図をスキャンするというのは非常に手間な上に無駄を感じる作業のため、そのプロジェクトが全て手書きでもない限りCADの導入を検討した方が良いでしょう。

大きいサイズの図面は手書き製図が適している

ただし手書きの製図にも利点があります。図面というものは作る製品にもよりますが非常に大きくなりがちなもので、それを広げて一望するには手書きの製図が一番だからです。もちろんそれはCADで作図したものをプリントアウトしても良いのですが、大きいサイズというものはA1とかA0もあるので、なかなかそれのできるプリンターがありません。製造メーカーによっては全体的な細かい部品の作図はCADで行い、大きく俯瞰する製図のみ手書きで行っているところもあります。製図台に貼り付けて時間を掛けて作図された手書き製図は迫力があり、その製品を代表する図面として残しておきたいものとなるでしょう。

電気CADは、電線やリフォーム、解体など様々な事業を扱う工務店やメーカー、設計事務所などの間で必須のツールとなっています。